院試対策について

院試合格に必要なもの

私は飛び級で合格し,特待生にも選んでいただきましたが, 何も,特別な才能を持っていたというわけではありません. しかし,(自分で言うのも変ですが)「熱意」は人一倍強く持っていた自信があります.

その「合格したい」という気持ちを基に,様々な情報を収集しました. 『己を知り敵を知れば百戦あやうからず』です. NAISTに関してググった回数は負ける気がしません(笑) webだけでなく,実際に研究室の方とのお話も非常に役に立ちました.

そこで,院試合格には「熱意」が必要といいたいと思います. 精神論ではありません. 具体化すると, 院試情報をくまなく収集したり,自分のしたい研究についてしっかり調べたり,などです.

英語対策

TOEICでの受験を強く推奨します. 本番で英語が無いというのは,精神的な点からも,全然違います. もっとも,殆んどの人がTOEICを選ぶと思いますが..

数学対策

過去問題集をご利用ください. これは,院試前に自作したものです. 「試問例」とあるのは,公式サイトで手に入る問題ですが, それ以外は様々な方から得た情報です. (深く感謝いたします)

さて,対策としては,ごくごく基礎的なことを復習することに尽きると思います. 私は,「解析」は諦めました. 過去の問題を見ても,かなり難しく,制限時間内にできる気がしなかったからです. 皮肉にも私が受験したときは解析が一番簡単だったのですが..

この選択はリスクはありますが,賢明だと思います. 特に文系の方にとっては.

そこで線形と確率の勉強をしました. ただ,「確率」は毎年高校レベルの問題しか出ていないので, 青チャートを見返してパターン問題の練習をしただけで, 実質的には,あまりしませんでした.

特に力を注いだのは「線形」です. 行列の掛け算の方法の時点から全て忘れていたので, 「マセマ」の参考書を使って,1から復習しました.

本番ですが,かなり時間が足りません. 一回試しにやってみるとわかると思います. 具体的な値を求めるのはせず,方針を示す方法はかなり有効です.

面接対策

小論文を作ること,すなわち面接対策と考えていいと思います. 実際に自分の口で喋る練習は必要ですが, 小論文が元になるので,小論文を書くことに心血を注いでください. 「提出した小論文について,3分で説明してください」は必ず聞かれます. 当たり前ですよね(^_^;) これは,用意しておかないと相当難しいので,準備しておきましょう. 本番では何も持ち込み出来ませんが, 頭の中でパワーポイントを使ってプレゼンするつもりで,プレゼンを作りました. こういう準備の仕方もありだと思います.