人生の幸せを「一日一日の幸せの積み重ね」と捉える

サバンナ 八木真澄さんの動画

1ヶ月ほど前にたまたまYouTubeで,お笑いコンビ「サバンナ」の八木真澄さんの動画を目にした.

芸能関係にはほどんど関心がなかったのもあって,全然知らなかったのだけど,話を聞けば聞くほど面白いし,すごい方だなと思う. 最近では毎日のように過去のラジオや動画を観ている.

さて,そんな中で特に何度も繰り返し観ている動画の1つがこれ.

語り口も引き込まれて愉しいので,ぜひ動画で観てほしいが,要約すると次の通り.

  • 自分の人生の「成功」や「幸せ」をどう捉えるか? 八木さんは後者
    1. 非常に大きな目標(オリンピック金メダル,100億円稼ぐなど)を達成できたかどうかで捉える
    2. 今日一日楽しかったと思えた日が合計で何日あったかで捉える
  • 「夢」を持っているかどうかで日々の楽しさが変わってくる
    • 例: 金曜日に楽しみなことがあるかないかで,同じことが水曜日にあっても,その日の楽しさは変わってくる
  • 一方で「夢」を持ったり語ったりするのは年齢を重ねるほど難しくなる
    • 例: 無邪気にプロ野球選手になりたいと言うのは小学生では簡単でも中学生では難しく,高校生ならなおさら
    • 持っていた「夢」を叶えられたら,もうそれは「夢」ではなくなる
  • 夢を持てた時点で,それが叶えられるかどうかはある意味どちらでもよくなる
    • 受け身ではなく自身で具体的な行動ができるので

実際,八木さんは

といったように,夢に向けての積み重ねを長い時間をかけてされていて, また「結果」も出されている. そして新たな夢に向けて今日も過ごされている.

余談だが,八木さんは「営業」の上位ランカーで,仕事の姿勢も素晴らしい.

本当に色々なことを学ばせてもらっている.

藤井さんの例

そういえば,過程に重きを置くというのは,棋士の藤井聡太さんも話されていた

――これからの目標、将来的なビジョンは?

藤井「タイトル数であるとか、あまり具体的な数字というのは、自分としては意識していなくて。それよりも、やっぱり対局の内容をなんとかよくしていきたい、というのが変わらず思っていることです」

――記録にあまり興味がないのはどうして?

藤井「結果ばかりを求めていると、逆にそれが出ないときにモチベーションを維持するのが難しくなってしまうのかな、というふうにも思っているので。結果よりも内容を重視して、やっぱり一局指すごとに改善していけるところというのが新たに見つかるものかな、と思うので。やっぱりそれをモチベーションにしてやっていきたいというふうに思っています」

藤井聡太棋聖 初防衛後、記者会見全文 (2021/7) より引用

私も夢をもって行動することにした

去年退職してから,はや1年が経ち,その間色々と楽しいことをできた.

そのうちの1つは海外旅行で,のべ80日で何十カ国とたくさん色々行けて楽しかった. ただ,長い旅から帰ってきたあるとき,「世界に観光地は無限にあって,全てを行き切ることは時間的にも経済的にも不可能」という当たり前のことに気づいて, 人生の残り時間をどう使うかよく考えないとなぁと改めて感じた. (旅行は,これからもしていくけど)

旅行とは並行して他のやりたいこともいくつかはやってはいた. でも正直,「夢」といえるものは持てていなかった. その理由は次のような感じかな.

  • 漠然とやりたいことが色々あって,具体的な行動に落とし込めていなかった
  • 全く知識も経験もない分野に興味はずっと持っていても,心の中のどこかに,「今から始めてもモノにできないのではないか」という恐れが少しあった
  • あまり時間をかけずに(経済的だったり技術的な)結果を出せることに取り組まないといけないのではないかという無意識のプレッシャー
    • 日進月歩でどんどん新しいものが出るのも,それぞれの人が時間をかけて取り組んだものが連続して出てきているのに過ぎないのだが

八木さんの動画に感銘を受けて何回も見たあと,「夢」を持ってみるか!と思って,今やりたいことを整理した. そして,すぐに結果を出すのは諦め,まずは1つの目標にbetし,あることに取り組み始めた.

実際,2週間前から夢に向かって毎日取り組んでいる. 目に見えるような「結果」は全然影も形もないけど,目標に向けて1mmづつでも進めてはいる感じがして,毎日とても楽しい.

今日一日を、目標を達成するために生きる。

目標は、夜に 「今日、幸せだったなぁ」と思える一日にすること。

年収300万円で心の大富豪 (サバンナ 八木 真澄) p.210より引用

それに,一日の中に楽しいこと,幸せなことを見出して愛でるように努めるようにして,より一層日々が輝きだしていると感じる.