2009-04-30
■ 財団15周年式典
今日は東京の帝国ホテルで,伊藤謝恩財団の15周年式典. 同時に伊藤雅俊理事長の85歳のお誕生日でもある. というわけで,東京へ.
高の原へ,そして京都へ
13時到着目標で,6時半起床で準備して,8時半の高の原行きのバスに乗る. バスの本数が少ないので,時間をきちんと見ていかないと乗り遅れてしまう. 高の原へは30分でついて,近鉄に乗って京都へ. 京都からは新幹線. 近鉄を降りたら目の前に新幹線があるので,とても便利だ. 切符はあらかじめ買っておいたのですぐ乗れた. 新幹線では寝て過ごした.(ちょっとCICPのコトも考えたけどね)
昼食@有楽町
有楽町へ行き,うどん屋さんで昼食を取る. 1000円なり.
帝国ホテル到着
帝国ホテルへ到着.
準備
準備を手伝う.
■ 講演
今回の講演は, ドラッカー・スクール(Peter F. Drucker and Masatoshi Ito Graduate School of Management)のDeanである Ira A. Jackson先生の講演. ティム芦田先生の通訳で,「伊藤理事長とドラッカー氏との関係」についてお話頂いた.
そもそもの出会いは1972年のカリフォルニアのペブルピーチで 講演を理事長を聞かれたことがきっかけだそうだ. そして,その後長きにわたる交友が続いているそうだ.
お話のポイントは,「ビジネスが負う社会への責任」だった. 独善的な経営では良くない. その経営姿勢には,理事長の人柄がにじみ出ていると強く思った. 途中,いくつかのアドバイスを頂いたので, (聞き間違いや誤解があれば申し訳ないですが)書いてみる.
- 貴重な機会を与えられているのだから,よく学びなさい
- 生涯にわたって好奇心を持ちなさい (理事長はこの歳でも講演中でも誰にも負けないくらいメモを熱心にとっている!)
- お返しをせよ
- (同じ挑戦するなら)何事においても成功しなさい
- 自分が未来を担うことを意識しなさい(夢をもったり想像したりするだけでは駄目,今自分がすることが大切)
- ドラッカースクールをどうぞ訪れてください
- 責任を持って行動しなさい
この講演を聞いて,何事においても,人間性というのが重要なんだなと思った. 伊藤理事長のことを述べるさい,himselfなどoneselfという語で, その偉大さを強調していたのも印象にのこった. 私も同感だ.
講演の後に質疑応答があった. 奨学生から質の高い質問が続いた. 社会に対する活動を行うのは大切だが, 実際問題,勉強や研究で忙しいので,それはどうすればよいのかという質問. 先生もその質問に同感していたが,それは,今始めるしかないと仰っていた. つまり,いつ忙しくなくなるのか? 明日,そしてその先に後のばししていて,いつ始めることができるのかという問題がある. また老後する思っていたとしても,結局しなくなってしまうのだ. だから,両立して行うことが必要だと仰っていた. これは,以前のティム芦田先生の講演でも仰っていたことと同じだ.
そこで私も,失敗したときや,悪い状況にあるときどうすればよいのか, 英語でチャレンジして質問してみた. ドラッカー氏自身も失敗はした. 答えは,失敗から学べばよいと. また,財団の理念にもあるように,逆境にひるまず謙虚に生きたいと思った.
■ 式典
式典
講演後は場所を移して立食パーティ. 理事長のご挨拶や, 遠山敦子元文部科学大臣のスピーチや, 役員の紹介や,奨学生などからの記念品の贈呈などがあった. また,Jackson先生が,加州議員とシュワルツネッガー加州知事の 祝電の紹介をされていた. スケールがすごいよね!
いろいろな来賓の方もいらっしゃっていて,お話をさせて頂いた. 貴重な機会である. また,ご飯もおいしくいただきました. やっぱりお寿司おいしいよ(^o-)
おみやげ
帰りにおみやげを頂いた.
■ 呑み会
新橋まで移動して,奨学生での呑み会. 年に数回しか会えないけど,こういう機会は非常に楽しく嬉しい. 1回生同士も,会った回数は今回で2回めにもかかわらず,かなり打ち解けていて嬉しかった.
■ 先輩宅へ
新橋の漫喫で夜を過ごして始発で帰ろうと思っていたのだが, I先輩が誘ってくださったので,ご厚意に甘えさせて頂く. 先輩宅で,いろいろな事を語らい,とても楽しかった.