2013-08-18 スランプをどう切り抜けるか

スランプをどう切り抜けるか

ここ最近,暑さのせいで体調が悪いというのもあるかもしれないが, メンタル的な調子の悪さというのも感じており, 力が思うように出せてないと感じる.

傾向

これまでの研究生活で こういった"スランプ"には何度か陥ってきたが, そうなる時は, いくつかの共通点があるように思える.

第1に,今後の見通しが悪くなってきた時だ. 調子の良い時は,今後の道筋がはっきりしている. 目標までの距離はあまり関係ない. このように進んで行ったら良いというのが,分かっている. しかし,調子の悪い時は,先が見えない. このままやってうまく行くのかという不安も出てくる. 今やるべきことが何かが,よく分からなくなってきたりする.

第2に,「成果」がなかなか見えない時だ. 特にやろうとしていることが大きければ大きいほど, 分かりやすい成果はすぐには出ない.

第3に,隣の芝が青く見える時だ. こういう時に限って,他の人はうまくいっているように感じる. というよりも,自分が弱気になると, 普段は特に意識しないよう事でも, 過大に評価してしまうのだろう.

これらの原因は,独立ではなく, それぞれ依存関係にある. 成果が出ないから,見通しが悪くなる. だから不安を感じて,余計に他人の「成功」を意識してしまう. 最悪なときには, これらのことに悩まされて,手が動かす量が減り, 余計前に進まず,悪循環に陥る.

対策

対策としては,

  • 現状把握と目標までのなすべきことを,再確認し,なんとかなりそうだという確信をもつ
    • こういうときは,往々にして目標が遠すぎる.問題を分割し,小目標・中目標を立て,ちょっとずつ前に進んでいけるようにする.
  • 進捗を可視化する
    • 大きな成果は,微小な成果の積み重ね.その小さな成果も,なんとか自分で評価しようと頑張ってみる.
    • 例えば,その日やったこと・分かった問題点をノートにつけるなど
    • たとえ「失敗」して進まなかったとしても,そこから学んだことがあれば,それもまた成功といえよう.いわゆる,失敗は成功の母というやつだ.
  • 意識を他人ではなく,別のところに向ける
    • じょうずに気分転換して,他の人のことは考えないようにする.

だろうか.

「勝ち」パターンから学ぶ

こういう目標管理の話をしていると, 大学受験勉強の時を思い返す. あれは,自分の中の一つの成功事例だ.

大学受験の時は,勉強もしたけど,勉強計画を立てた時間も相当長かった.

模試を受けた時,思うように伸びていないと感じるとき, その時々に,現在の自分の立ち位置と, 達すべき位置を確認した.

受験勉強がやりやすかった理由の1つに 「正答率」という,ものすごく分かりやすい評価指標があったからかもしれない.

あの経験を今にも生かせるのではないだろうか?

(ただし,経験から何かを学ぶとき, 「生存バイアス」というものを意識しないといけないのに注意)

まずは計画から

つらつらと書いたら,ちょっとは気が晴れてきた. まずは,計画から始めよう.