保育士試験に合格した
2018年前期保育士試験を受け,一発で合格した. (科目合格の制度が有り,合格した科目は3年間は有効. だが都度受験料がかかるので一発で受かるのが良いのは言うまでもない.)
とはいえ,保育士として勤務する予定はなく,純粋な「勉強」の一環として受けた.
動機
周囲で子育ての話を見聞きするようになり,保育への関心が高まってきていていた,というのが背景にある. 理論と実践は違うとはいえ,もし子育てや子供のお世話をすることになったら,何かしらの役に立つかなという気持ちもあった.
それから,働かない期間に頭を鈍るのを防ぐためという面や, 専門分野とは全然違う分野を短期間で学習する能力を試してみたい面もちょっぴりはあった.
まぁ,大した実益を狙っていないのだから, ただの「趣味」や「遊び」と一言で済ませてもよいだろう.
前からいつか受験してみたいなとは思っていたが, 2018年の正月に,次の試験は4月で出願期間が丁度1月ということを知り,動き出した.
かかった時間
そもそも,保育士試験は筆記と実技がある.
筆記
筆記は次の8科目あり,全てに合格した人だけ実技試験に進めるというものだ.
- 保育原理
- 教育原理及び社会的養護
- 児童家庭福祉
- 社会福祉
- 保育の心理学
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
だたし,2は「教育原理」と「社会的養護」それぞれで試験が行わ, 両方に同時に合格しないといけない. そのため,気持ち的には全部で9科目あった.
テキストを読んだり,問題を解いたりした時間を全部合わせて, 筆記試験対策に費やした時間は約70時間だった. 通信講座やスクールには行っておらず,完全独学で,この時間というのは多いのか少ないのか分からない. 教育や福祉等には多少の知識や関心があったため(大学で教職課程を履修したため高校の教員免許は保有している), もし無かったら更に時間が必要だったかもしれない.
詳しい勉強戦略は別の記事に書きたいと思う. 追記 書いた: 保育士試験受験メモ
実技
実技は次の3つの中から2つ選ぶ.
- 音楽表現: ピアノ・ギター・アコーディオンから1つ選び課題曲2曲の弾き語り
- 造形表現: 課題から絵を描く
- 言語表現: 課題の中から1つ選び子供に3分間のおはなしをする
私は絵が描けないので,1と3を選んだ. 対策にかけた時間は,ピアノの練習にのべ4時間ほど,おはなしの練習はのべ2時間ほどかな.
かかった費用
まず書籍代に約1万円.
名前 | 価格 |
---|---|
福祉教科書-保育士-完全合格テキスト 上 | 2,502円 |
福祉教科書-保育士-完全合格テキスト 下 | 2,502円 |
本試験型 保育士問題集 | 1,512円 |
U-CANの保育士 過去&予想問題集 | 2,913円 |
ドンドン解ける!保育士一問一答問題集 | 1,404円 |
合計 | 10,833円 |
それから諸費用に約2万円.
明細 | 価格 |
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受験料 | 12,950+130 |
大学院修了証明書発行依頼郵送代 | 164 |
写真印刷代 | 30 |
受験申請書郵送代 | 430 |
試験会場までの交通費 | 1,706 |
登録手数料 | 4,200+130 |
登録申請書郵送代 | 430 |
全部で約3万円ということになる.
なお,ピアノの練習のために, 電子キーボードに23,000円と, キーボードスタンドに2,900円の 2万6千円別途かかっているが, まぁ趣味にも使うし,費用には計上していない.
感想
結構真面目に勉強した. 筆記試験直前はまる一日使って勉強したり. 私は他に何のタスクもない状態だったので,ほぼまるまる勉強に使えたが, 働きながらとか育児しながら受験する人もいるわけで,そういう方々には頭が下がる思いだ.
また,「実務経験」がないので,いまいちピンとこないところも少しあったが, なるほどーと参考になることが多かった. また,こどもに関する内容の他にも, 社会福祉や歴史に関する科目があるので, そちらの勉強もできて良かった.